不眠症の原因による分類

不眠症不眠症を克服

不眠症の原因

不眠症は、原因によって、一次性不眠症(精神生理性不眠、神経症性不眠症)、薬原性不眠、身体疾患による不眠、精神疾患による不眠、脳器質性疾患による不眠 (認知症をふくむ)に分けられます。

一次性不眠症(精神生理性不眠、神経症性不眠症)

精神的緊張や不安による不眠不眠を呈する睡眠障害で最も多いのは、精神的緊張や不安によって引き起こされる不眠です。これは慢性の精神的緊張・不安と条件づけ(条件反射)という二つの要因によって起こると考えられています。不眠の原因となる条件づけとは、今晩は眠らなくてはと努力すればするほど眠れなくなることがあるように、毎晩眠れるかどうかを心配することが不眠の要因になります。
つまり眠ようと意識的に努力することで神経が興奮して中枢神経系に覚醒状態がおこり、かえって眠れなくなるという悪循環を繰り返し、ますます眠れなくなります。このような精神生理性不眠の人の中には、実際の症状以上に不眠に対してこだわりが強く、不眠を強く意識して悩み訴える場合が多い傾向があります。生活指導や睡眠薬を開いた治療が行われます。

薬原性不眠

身体疾患治療のための薬剤の中には副作用が原因となって、不眠をもたらすものがあります。抗結核薬のイソニアジド、降庄薬のレセルピンやメチルドパ、杭パーキンソン病薬のレポドパ、プロプラノノールなどのベータ遮断薬、インターフェロンなどが良く知られています。

身体疾患による不眠

かゆみや痛みがあると睡眠が妨害されます。慢性の痛みでは頚椎症や腰痛が最も不眠の原因になります。かゆみでは、入眠過程で末梢血管が拡張する際にかゆみが増悪するため、人眠障害が出現しやすくなります。前立腺肥大や膀胱炎などによる尿路系の刺激が不眠、特に中途覚醒をもたらします。

精神疾患による不眠

不眠などの睡眠障害は精神疾患では必発症状です。特にうつ病では、初期に不眠のみを訴える場合が多いため注意が必要であす。この場合、早朝覚醒、熟睡感欠如、休息感欠如、朝の離床困難が比較的特徴的です。うつ病の診断と適切な精神科的治療がされていないと睡眠薬だけの投与では改善しません。うつ病が疑われた場合には、速やかに専門医による診断・治療が必要になります。

脳器質性疾患による不眠(認知症を含む)

アルツハイマー病、パーキンソン病などの神経変性疾患、脳血管障害、脳腫瘍や頭部外傷で急性にあるいは慢性に不眠が起こることがあります。これらのなかには、脳障害が直接に睡眠機構を障害して不眠が起こる場合と、神経疾患による身体症状のために不眠が生じている場合があります。

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